K.Sさん@Stevenson College Edinburgh
サマースクール@Stevenson College Edinburgh 留学体験談
スコットランドのサマースクール
私は主婦です。夫と、19歳、16歳の娘がいて、ディサービスに通う母もいます。9ヶ月の犬もいます。だから、留学なんて、一人旅なんて、考えてもみませんでした。娘達に、外国に興味を持ってほしくて、7年前ホストファミリーとして留学生の受け入れを始めました。2~3週間、年に1~2回の割合です。しかし、娘より私が英語に興味を持ち、ラジオやテレビで勉強し始めました。
私が留学を決意したのは、ある年配の女性の一言です。「そんなに英語を勉強したいならイギリスへ留学したら?一日でも早い方がいいよ。」家族の了解を得、一ヶ月の休みをもらいました。一ヶ月主婦が家をあけるなんて、大変なことです。この旅が実現したのは、家族の理解、協力があればこそでした。(母は近くの妹がみてくれました。)
はじめに大阪のブリティッシュ・カウンシルに行き相談しました。ADFさんにも相談した結果、スコットランドのエディンバラの公立カレッジ・サマースクールを選びました。8月中、街は芸術フェスティバルで賑わい、世界中からアーティストや観光客が集まります。街並みは美しく、芝は青々していて爽やかな気候です(今年は雨が多く涼しかった)。カレッジや家のまわりにはリスやウサギが遊んでいます。
サマースクールの様子
公立カレッジでは、週27時間の集中強化コースを選び(とにかく勉強したくて)、それでも水、土曜日など、先生や生徒と観光やハイキング、ショーを見に行ったりと、本当に充実した有意義な日々を過ごしました。授業は、日本のように先生からの一方通行授業ではなく、生徒同士の会話や、2~3人のグループに分けて質問し合ったり、時々ゲームも取り入れ、飽きることなく集中して楽しく受けました。(勿論勉強したい人が集まるので当然なのですが)。
ホームステイ先
ホストファミリーもとても優しく、日本に興味を持っていて、よく話をしました。何より幸運を感じるのは、ホームメートの女性との交流です。前半、日本人を見ることもなく、やはり孤独と不安を味わいました。そんな時彼女はさり気なく心の支えとなっていました。
私は、たった一ヶ月(私にとっては精一杯の長さ)のサマースクールだったので、それで英語が流暢に話せるようになるとは思いませんが、日本へ帰って、練習時の集中力や意気込みは変わりました。
3年前に母が倒れ、同居して介護をするため、会社を辞めました。その母もだんだん元気になり、私も英語を通じて何かをしたいと思っています。知り合いに尋ねたり、インターネットで探したり、現地へ行き話しを聞いたり、体験したりしています。まだ、確かな手ごたえはありません。しかし、英語は常に勉強し、それを生かせるものをつかめるよう努力していきたいと思います。