日本の専門職大学とイギリスの公立カレッジ

日本の専門職大学とイギリスの公立カレッジ

”専門職大学”、”専門職短期大学”は、2019年4月より日本でスタートした新たな大学制度です。新しいタイプの大学制度が日本で創設されるのは、短期大学制度創設以来55年ぶりだということですが、イギリスでは昔から既に実施されている制度です。

イギリスの公立カレッジ制度

さらに、イギリスの公立カレッジでは世界各国で活躍することができる、英語での公的資格が取得できます。日本の専門職大学はまだ始まったばかりで設置大学はわずかですが、イギリスの公立カレッジはそれぞれのカレッジが、ビジネス、会計、秘書業務、各種サービス業関連、工学、アート&デザインなど幅広い分野の教育をカバーしています。

留学生受入強化


また、20年程前からイギリスへの留学生受け入れを積極的に推進する政策を打ち出して以来、入国審査の簡略化、就労規制の緩和などいくつかのプランが実行されつつあります。語学力の足りない留学生向けにESLも強化され、非常に学びやすい環境が広がってきています。


この分野では、イギリスは日本よりも50年以上も進んでいます。
イギリスと日本の大きな違いは、イギリス公立カレッジでは公的資格取得制度があり、取得後は世界各国で仕事が出来ますが、日本の専門職大学(4年制・2年制)を出ても、国際的に通用する資格とはならない事です。

大学のうち、「深く専門の学芸を教授研究し、専門性が求められる職業を担うための実践的かつ応用的な能力を展開させることを目的とするもの」をいう。

専門職大学は通常の大学ではないため、卒業しても通常の学士の学位を取得することはできない。その代わり、文部科学大臣により定められた学位が授与されることになっている

専門職大学(ウィキペディア)